坂井市丸岡町の隣、海沿いに位置するあわら市は坂井市丘陵地と呼ばれる小高い地域で、福井の粘土質と砂地が混ざった土質から水はけがよく、大雨が降っても流れやすいため水害に遭うリスクが少ないことから例年、割と収穫量が安定している産地の一つです。
しかし、今年は広範囲で播種後の大雨被害に遭っているようで、丸岡町や永平寺町に比べれば少ないものの生育が寂しい圃場が見られました。今回は割と生育が上々な畑を中心にご紹介します。
播種から自然災害にほとんど遭っていない圃場は、背丈も1m50㎝ほどに育ってたわわに実っています。数粒食べてみるとデンプンの甘さが口に広がって美味しい。
山の向こう側が海なので海風が強く吹くこともあるのですが、真っ直ぐ育っているところを見ると特に影響なく順調なようですね。作柄や収穫量が不安な圃場が多い中でこういう畑をみるとホッとします。
花が枯れて散る前に実が付くのが福井在来種の特徴の一つ。この後、だんだんと実が黒くなって収穫時期を迎えるようになります。
これから1ヵ月半くらいの間に台風や大雨が増えてくるので気が気じゃないんですけど、進展ありましたら都度、このブログでご紹介していきます。
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天気:晴れ
石臼工場内室温:19℃
石臼工場内湿度:61%