蕎麦処 上杉(宝達志水町)は、落ち着いた古民家で生粉手打ち十割そばと美しい御膳そばが食べられる。

能登の入り口にある、手打ち蕎麦の名店 蕎麦処 上杉さん。
のと里山街道の今浜インターからほど近くにあります。

蕎麦処 上杉(宝達志水町)は、落ち着いた古民家で生粉手打ち十割そばと美しい御膳そばが食べられる。

砂浜を車で走れる千里浜が目と鼻の先にあり、ドライブのついでに美味しいお蕎麦が食べられる好立地。住宅が立ち並んでいるところにありますが、お店の前には木の灯篭が立っているので分かりやすく、お店の正面と少し離れたところに大きな駐車場があります。

蕎麦処 上杉(宝達志水町)は、落ち着いた古民家で生粉手打ち十割そばと美しい御膳そばが食べられる。

能登の立派なお屋敷を客間にしたようなお店は創業者の生家だそうで、どこか懐かしく温かく居心地がいいと感じるのはそのせいなんですね。お部屋の香り、奥の厨房から聞こえるかけ声、注文を取りに来るお母さんたちの雰囲気。すごくいいです。ここのお蕎麦はきっと美味しい!という期待が膨らみます。

蕎麦処 上杉(宝達志水町)は、落ち着いた古民家で生粉手打ち十割そばと美しい御膳そばが食べられる。

上杉さんでは、生粉十割の手打ちそばと御膳そばの2種類から選ぶことができ、季節限定のメニューなどもあるので、来るたびに違うお蕎麦を楽しむことができます。

蕎麦処 上杉(宝達志水町)は、落ち着いた古民家で生粉手打ち十割そばと美しい御膳そばが食べられる。▲天せいろ(生粉十割そばを選択)

このときは新そばだったので、麺線が淡く緑がかっていました。寒気がするほどキリッと角が立ち、お蕎麦だけをすするとつるつるの舌触りとプリッとした食感を感じます。蕎麦を噛むとモチモチしていて歯を押し返すような歯ごたえがあってプツップツッ切れる歯切れ感がとても心地良くてクセになる。

蕎麦処 上杉(宝達志水町)は、落ち着いた古民家で生粉手打ち十割そばと美しい御膳そばが食べられる。▲かけそば(御膳そばを選択)

御膳そば(更級そば)って僕の感覚だと温そばにしてしまうと蕎麦が一気に伸びて切れ切れになってしまうんじゃないかと思っていたのですが、上杉さんの御膳そばはつなぎにくず粉をブレンドしているそうで、蕎麦がしっかりとしていて弾力も感じられます。表面に少しザラつきがあり、それが出汁をうまくひいてきて口に入るとちょうどいい塩梅でいただけます。

蕎麦処 上杉(宝達志水町)は、落ち着いた古民家で生粉手打ち十割そばと美しい御膳そばが食べられる。

出汁の温度も熱すぎずぬるすぎず、のびやすい御膳そばをできるだけ長く美味しく食べられるギリギリの温度帯に仕立ててあってこんな美味しい御膳そばは初めてでした。

蕎麦処 上杉(宝達志水町)は、落ち着いた古民家で生粉手打ち十割そばと美しい御膳そばが食べられる。▲食後のそば粥

上杉さんでは食後にそば粥と自家製水ようかんが配されます。
そば粥はほのかな塩味のあるそば湯の中にプチプチした蕎麦の実が良い食感で体がポカポカ温まったところに水ようかん。甘さ控えめなので、辛党でもさらりと食べられる。お土産としても人気があるそうです。

お店を後にしようとした時に店主が厨房が慌ただしい中、わざわざお座敷に出向いてお客様一人一人にご挨拶されていらっしゃったのですが、そのお人柄と人情味がお蕎麦の味に出ていてお客様の心を掴んで離さない理由を一つ勉強させていただきました。ここにまた来たい、帰ってきたい、そう思わせてくれる優しくて温かいお蕎麦屋さんでした。

若い方でも馴染みやすい店内です。
ぜひ千里浜へドライブのついでに蕎麦処 上杉さんを体験してみてください。
ごちそうさまでした。


[蕎麦処 上杉]
〒929-1342 石川県羽咋郡宝達志水町麦生ヌ68
電話:0767-28-4740
営業時間:11:30~14:00(蕎麦が無くなるまで)
定休日:月、火

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