【2017年度の作柄につきまして】カガセイフンからのお知らせ

いつも越前そば粉製造元カガセイフンをご利用いただきまして誠にありがとうございます。粉奈屋6代目の加賀健太郎でございます。

本年も早刈り新そばへのお問い合わせをいただき心より御礼申し上げます。
福井県産新そばの作柄につきましてご報告申し上げます。

■播種後の大雨と大型台風の強風により、本年度の収穫量は絶望的

【2017年度 福井県産 新そばの作柄につきまして】カガセイフンからのお知らせ
▲台風の強風を受けて花や葉や実が飛び散り、荒れたそば畑

本年度のソバは、8月初旬の播種後に大雨が降り種そばが流れてしまった影響で、播き直しを行いました。しかし、その直後にまた大雨が降る状況が以後、2度ほど続きまして今年のソバの収穫を諦めてしまう農家さんも見られました。

その最後の播種が割と順調だった圃場でも、播き直しにより栽培時期が1ヵ月遅れていて、十分に生育しないうちに花が咲き始めてしまい、例年の半分ほどしか結実に至りませんでした。

それ以後、天気は安定していた為、このまま収穫を迎えられればと思っていた矢先、10月下旬の大型台風の強風を受けて、倒伏してしまったソバは花や葉はもちろん、実まですべて飛ばされ、ほぼ全域で壊滅的な被害を受けたため、本年度の収穫量は絶望的になってしまいました。

 

■来年の新そばが収穫できるまでの約1年間は、国産そば(北海道産他)に福井県産新そばをブレンドして対応いたします

僅かながら圃場に残っているソバの実をかき集めてはおりますが収穫量は例年の10分の1以下という現状で、農家さんとしては来年用の種そばを確保するだけで精一杯のところがほとんどです。そのため、29年度の福井県産ソバは、原料自体がほぼ無いという極めて厳しい状況におかれております。

以上の理由から、来年の新そばが収穫できるまでの約1年間は、福井在来種の凶作の影響で北海道産を始めとする国内産そばに福井県産新そばをブレンドしてのご用意となります。また、29年産玄そばの販売につきましても、30年の新そばが収穫されるまでの間、販売を取りやめます。ご了承ください。

200年使い続けらている石臼を始め、そば店様より高い評価をいただく製粉技術や年間通して湿度が高い越前ふくいの気候風土が挽き上げるカガセイフンのそば粉の美味しさをぜひお楽しみいただければ幸いです。現状の品質を出来る限り維持し、ご納得ただけるそば粉作りに精一杯努力いたしますので、この現状につきましてご理解いただきますよう、何卒お願い申し上げます。

よろしくお願いいたします。

 

株式会社カガセイフン 代表取締役 加賀健太郎

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天気:晴れ
石臼工場内室温:17℃
石臼工場内湿度:55%

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