
東京・世田谷区の等々力に佇む寿司店「すし処 會(かい)」さんに行ってきました。
“町寿司” 的店構えそのままにカウンター席は地元の常連さんたちで賑わい、お隣同士はもちろん、活気のある板前さんたちとの会話も魅力の一つ。
秋口の肌寒い夜にお寿司屋さんでいただくなら「ひれ酒」が最幸の選択ですよね~
炙りたてのふぐひれに熱々の熱燗を注いで軽くアルコールを飛ばす。ひれの旨味が酒に染みて、これだけで吞み進められる・・。もちろん継ぎ酒も(笑)
すし処 會さんで〆の一品として提供される 自家製の手打ち蕎麦が、お客さんの間でひそかに人気を集めているようです。いろいろなブログやグルメサイトを見ていると「お蕎麦」がちょいちょい登場しており、寿司屋の余韻を引き立てる存在として定着しつつあるのでしょうね。どこへ行ってもお蕎麦が食べたい僕としては嬉しい限りです。
なぜ寿司店で蕎麦が注目されるのか
お寿司屋さんでお蕎麦を提供する店は、実はそれほど珍しくありません。ただ、寿司職人が目利きする魚を扱う感覚を蕎麦にも応用しているかどうかがとても重要で、それによって蕎麦の味わいに大きな差が出ます。すし処 會さんでは、魚の口直し・味覚の切り替えとして口を引き締めるために「蕎麦」が良い役割を果たしているようで、寿司の合間に“蕎麦”が心地よい区切りを演出してくれることがうかがえます。
やや粗めで細く切り揃えられたお蕎麦は、2口くらいでサッと食べられる絶妙な量。
本当に合間のお口直し的な感じですごくいいです。通常の1人前が出てくるとお腹いっぱいで残してしまう人もいるかもしれませんが、これならお腹いっぱいでも食べられます。初めての経験でしたが、赤だしよりもお蕎麦で〆る方が個人的に好きかも。
すし処 會さんの主役はお寿司やおつまみでしょうけど、自家製の手打ち蕎麦は文字通り「締めの一手」として食事の最後を引き締めて、お客様に満足感を残す役割を担っていると思います。「お蕎麦で〆る寿司屋」をぜひ一度、楽しんでみていただきたいです。
ごちそうさまでした!
[すし処 會(かい)]
〒158-0082 東京都世田谷区等々力2丁目34−5 KAIビル
電話:03-5706-3646
営業時間:昼営業 12:00~14:00/夜営業 17:00~21:30
定休日:月曜日










