蕎麦切り 春のすけ(札幌市)は、北海道の幸を使った酒肴と石臼自家製粉の最幸の蕎麦が味わえる。

札幌市東区にある、蕎麦切り春のすけさん。
札幌駅から徒歩15分圏内の好立地にあり、北海道の食材をふんだんに使った酒肴と全国から取り寄せられる日本酒、そして石臼自家製粉の最幸の蕎麦が味わえる人気店です。

蕎麦切り 春のすけ(札幌市)は、北海道の幸を使った酒肴と石臼自家製粉の最幸の蕎麦が味わえる。
大通りから1本外れた細い路地沿いにあるので、初めての方はちょっと迷うかもしれませんが、この木で覆われた味のある外観が目印。

蕎麦切り 春のすけ(札幌市)は、北海道の幸を使った酒肴と石臼自家製粉の最幸の蕎麦が味わえる。

昼は予約不可(並び順で案内)、 土曜日の夜営業は完全予約制で、この日(土曜日)も開店早々、地元の蕎麦好きや酒好きがどっと押し寄せて予約満席状態でした。店内にも木を上手に取り入れており、落ち着く照明とゆったり座れる椅子も嬉しい。

蕎麦切り 春のすけ(札幌市)は、北海道の幸を使った酒肴と石臼自家製粉の最幸の蕎麦が味わえる。▲板わさ、山芋のポテトサラダ

まずは、北海道のクラフトビール(NORTH ISLAND BEER)をいただきながら、そば前を楽しみます。歯を押し込むと非常に柔らかくも最後にプツッと歯切れる感じが心地いい板わさは、噛むほどに魚介のエキスが口いっぱいに広がって添えられた葉わさびも口直しにぴったり。そして、トロッと粘り気の強い山芋のポテサラ。塩味を控えてあるから甘みが際立って、大きめに残してある山芋のシャキシャキ食感もいいアクセント。

蕎麦切り 春のすけ(札幌市)は、北海道の幸を使った酒肴と石臼自家製粉の最幸の蕎麦が味わえる。▲しょうゆ麹大豆

やや固めに炊かれた大豆は、醤油麹のしょっぱさと米の旨みで甘みとコクが引き立って、箸が止まらない・・。

蕎麦切り 春のすけ(札幌市)は、北海道の幸を使った酒肴と石臼自家製粉の最幸の蕎麦が味わえる。▲北の勝(純米大吟醸)

お薦め日本酒1合目。北海道って酒造りに適している土地だと思いますが、サッポロビールの印象が強いせいか、日本酒をよく飲んでいるようなイメージがあまりなくて、ひょっとしたらそんなに美味しくないのかな・・?と感じていたところもあったんですが、そんな不安も一口呑んだ瞬間に吹っ飛びました。最初ちょっと重めかなと思いましたが、口当たりまろやかで華やかな香りが余韻として残り、口に含んで酒の温度が上がると軽く感じられる。水の個性が生きた実に良いお酒です。

蕎麦切り 春のすけ(札幌市)は、北海道の幸を使った酒肴と石臼自家製粉の最幸の蕎麦が味わえる。▲とうもろこしの天ぷら

衣が薄くサクッとしているからとうもろこしの甘さが引き立って、実がプツッとはじけた時の香りと中から出てくるジュースの旨さが何とも言えません。

蕎麦切り 春のすけ(札幌市)は、北海道の幸を使った酒肴と石臼自家製粉の最幸の蕎麦が味わえる。▲厚切り鴨ロース

皮目を香ばしく炙ってから余熱でじっくり火を通した鴨ロースは、この厚さでも柔らかくてとてもジューシー。塩一つまみと生わさびをたっぷりつけて頬張れば至福すぎてもう笑うしかありません。

蕎麦切り 春のすけ(札幌市)は、北海道の幸を使った酒肴と石臼自家製粉の最幸の蕎麦が味わえる。▲北の勝(純米)

肉には純米酒がよく合います。先ほどの大吟醸に比べて米の旨みがあり、口の中に残った脂っ気をサラリを流してくれる。だから、また次の一口が欲しくなる。

蕎麦切り 春のすけ(札幌市)は、北海道の幸を使った酒肴と石臼自家製粉の最幸の蕎麦が味わえる。▲粗挽き蕎麦がき(白)

要予約の蕎麦掻は、挽きたての挽き割りに近い粗挽きそば粉を使った香り高い一品。
そばの甘さと穀物の味わいが際立ったそばがきは、ねっとりとしていながらも口に入れればサラリと溶けて消えていく。

蕎麦切り 春のすけ(札幌市)は、北海道の幸を使った酒肴と石臼自家製粉の最幸の蕎麦が味わえる。

甘く香ばしい芳香は食欲がさらに増していく感じで、この香りだけでお酒が呑める。

蕎麦切り 春のすけ(札幌市)は、北海道の幸を使った酒肴と石臼自家製粉の最幸の蕎麦が味わえる。▲二世古(特別純米)

しっかりめのお酒が続いたので、ちょっと箸休め的な一杯。
日本酒らしい味わいはしっかりと形作られているものの、スパッと切れる後味のキレがいい。こういう辛口のお酒もあるんですね~。

蕎麦切り 春のすけ(札幌市)は、北海道の幸を使った酒肴と石臼自家製粉の最幸の蕎麦が味わえる。▲もりそば2種食べ比べ(しずく)

蕎麦は粗挽きの細打ち、田舎の太打ち、しずく(木・金・土のみ)の3種類があり、おすすめは「もりそば2種食べ比べ」。まずは、しずくから。店主自ら厳選した玄そばを丁寧に自家製粉して打つお蕎麦は、食べる前からもう良い香り。蕎麦を手繰ってツルツルと口に運んでいる時にクルミのような香りがして、クニクニと蕎麦を嚙んでいくと甘みの強い豆乳のような味わいが感じられます。

蕎麦切り 春のすけ(札幌市)は、北海道の幸を使った酒肴と石臼自家製粉の最幸の蕎麦が味わえる。▲もりそば2種食べ比べ(粗挽きの細打ち)

こちらは1皿目と性格は似ているものの、粗挽きな分だけさらにガツンとした蕎麦の味わいがあります。これは出汁は使わず、ひたすら蕎麦だけを食べ進め蕎麦の香りと味わいを十分に楽しみました。

蕎麦切り 春のすけ(札幌市)は、北海道の幸を使った酒肴と石臼自家製粉の最幸の蕎麦が味わえる。

店主の中山さんです。
数年間に福井にもお越しになり、それ以来、お付き合いいただいておりましたので、僕も一度は伺って中山さんのお仕事に触れたいと思っていた願いがようやく叶いました。お料理の良さはもちろん、接客の素晴らしさ、お店の雰囲気、お客様の笑顔などなど、大変勉強になりました。
ごちそうさまでした。


[蕎麦切り 春のすけ]
〒060-0907 北海道札幌市東区北7条東3丁目15−72
電話:011-742-1290
営業時間:11:30~14:00/17:00~21:00(土曜日のみ)
定休日:日・月

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