お酒を飲んだ後の〆といえば定番のラーメンをはじめ、うどんとか、沖縄のステーキ、高知の一口餃子などなど、全国には地域それぞれに「シメの○○」がありますが、福井でシメと言えば蕎麦が定番です。しかもざるそばやかけそばじゃなくて夏でも冬でもだいたい「越前おろしそば」と決まっています。
福井市中心部の繁華街 片町(かたまち)には、そば専門店以外に料理屋やバーでも手打ち蕎麦を楽しめるお店が数多くあり、駅の立ち食いそばを加えれば深夜(2時~5時)を除けば、どこかしらで蕎麦が食べられるという蕎麦好きにはたまらない場所です。自分で言うのもなんですがさすがそば処ふくい!
こちらの越前蕎麦dining櫻庭(さくらば)さんは、福井ではまだ数少ない”そば前”からお酒が楽しめるそば屋さんです。開店直後から口コミで話題になり、世のお父さん方や若い年代の憩いの場になりつつあるようです。その理由は美人3姉妹が店頭に立ち、蕎麦は福井県産そば粉を使った手打ちだから。店内も華やかでとても明るいし、蕎麦にうるさい福井県民の舌を満足させています(これが福井では一番大事w)。
繁華街とはいえ、大通りから少し入ったところにあるので割と静かで、ゆっくりとお酒と蕎麦を楽しむことができます(店内の様子はご紹介しませんので、ぜひ足を運んでみていただきたいと思います)。
▲手打ちきのこおろし蕎麦
上品に盛り付けられた平打ち蕎麦と大ぶりのきのこ、薬味の他に右上にちょいと盛られたそばの実。そばの実って見た目は地味で食べる方もパクっと一口ですけど、ソバの皮をむいて洗って湯がいてできる、口で言うのは簡単ですが、その作業はそば粒が小さくて細かいから結構大変なんです。でもソバに含まれるルチンや食物繊維などがそのまま摂れるので、飲んだ後の体には優しい〆と言えます。
冷たい蕎麦はお皿をあらかじめ冷やしていたり、一口目はお蕎麦だけ食べてもらえるように出汁は別に用意されていたりと、女性らしい心づかいやひと仕事しているところにおもてなしの心を感じます。
一皿の量が控えめなので飲んだ後に1人前の蕎麦はちょっと多い・・っていう腹加減でもスルスル入ってしまう。なんならおかわりできるくらい笑
櫻庭さんは今までの何度か利用させてもらっているものの、場所柄、どうしても飲んだ後になってしまいがちなんですが、一度、そば前からじっくり楽しんでみたいと思ってるんです。深夜2時まで営業しているので時間の許す限り、ぜひ行ってみてください!
また、2023年10月に福井市西開発に2号店となる、越前蕎麦『蕎の膳 櫻庭』がオープンしました。
お料理の器や酒器には、越前焼がふんだんに取り入れられており、落ち着きのある大人の空間で品種改良をしていない福井県産の「在来種」を使った手打ち蕎麦をじっくりとお楽しみいただけるようになりました。
[越前蕎麦dining 櫻庭 SAKURABA]
住所:福井市順化1-23-3 順化バレンシアビル1F
TEL:0776・22・7338
定休日:毎週日曜日・祝日
営業時間:18:30~2:00(1:45LO)