先日、サンプルでいただいた採れたての夏新そばを早速、細打ちの蕎麦にしていただいました。
青みについてムラがありますが、全体的には新そばらしい色味。そして華やかな香りはこの時にしか感じられません。
福井県産の小麦粉(ふくこむぎ)を2割入れた二八そば。
暑いときはサラッとのど越しいい蕎麦に仕上げたいので、今回は1.3mmの細打ち♪
茹で上がりの麺線に涼しさを感じます。
表面に出るほのかなぬめり感がにゅるにゅるした食感にもつながって、のど越しの良い蕎麦に仕上がりました。
福井で夏そば栽培が始まって10年以上経ちますが、夏は梅雨や台風によって収穫時に雨が降ると脱粒したり穂発芽して、製麺性が悪くなることが多く、今までいろいろな苦労がありました。昨日も福井県内は警報が出て浸水するほどに大量の雨が降ったので、これから刈り取る夏そばの品質にどれだけ影響するかが気になるところです。しかしながら、雨が降る前に刈り取った夏新そばは味香りとも良くて過去一番美味しいと思います。ぜひ多くの方に福井県産の夏新そばを召し上がっていただきたいです。