意外と知られていない悠珈琲店(福井市文京)のガレットは、コーヒーによく合う野菜たっぷりの本格派。

僕は学生の頃に名古屋の喫茶店文化を知って以来、その魅力にどっぷり浸かったタイプで、名古屋に行けば馴染みのお店に顔を出し、いつもと変わらないコーヒー、いつもと変わらないモーニングを楽しみながら、いつもと変わらない人たちとお話するのが今でも定番の過ごし方なのですが、近年、福井でも名古屋の有名コーヒー店を始め、個人店でもモーニングサービスを充実させた喫茶店があちらこちらにできています。

ロケーションが良かったり空気が美味かったり、街中のオシャレなカフェもいいんですが、ご近所さんたちが何気に集えてコテコテの福井弁で気楽に話せる憩いの場(時間)を与えてくれる喫茶店が僕は大好きだし、こういうお店はもっと増えてほしいなと思っています。

福井市文京にある悠珈琲店もその一つだと思います。1人~4人がゆっくり座れるスペースを中心に団体席や個室もあり、ちょっと改まった打ち合わせや話し合いができるのがこのお店の特徴。ここでいつもいただくのは、きめ細かい泡と苦みを抑えた味が特徴の「アイスブリュード」というアイスコーヒー。専用のサーバーから注がれるので黒ビールな見た目です。

福井市文京にある悠珈琲店のガレットは、コーヒーによく合う野菜たっぷりの本格派。
食事メニューはサンドイッチやホットサンドを中心にスパゲティ、カレーなど、定番の喫茶店メニューが揃っていて、中でも目を引くのは3種類のガレット。この日はお腹が空いていたので迷いなく「炙り鴨とベリーサラダのガレット(1,000円)」をオーダー。

福井市文京にある悠珈琲店のガレットは、コーヒーによく合う野菜たっぷりの本格派。
コーヒーのお替りをお願いした絶妙のタイミングでやってきました。

福井市文京にある悠珈琲店のガレットは、コーヒーによく合う野菜たっぷりの本格派。
リース状に盛り付けられたサラダがキレイですし、表面が炙られた鴨肉から出ている肉汁に食欲がかき立てられます。一般的には肉類は卵と一緒にガレットの中に挟みこまれることが多いですが、別々に盛り付けることによって、ガレットの味と鴨肉の味が別々に楽しむことが出来るところが個人的にポイント高めです(笑)

で、肉汁で口の中がオイリーになったことろで、ベリーの酸味が強烈なアクセント。半熟卵のトロトロ感と表面パリパリ、中モチモチのガレットが全体をまとめて技ありの一皿です。

福井市文京にある悠珈琲店のガレットは、コーヒーによく合う野菜たっぷりの本格派。

今年はガレットの本場フランス・ブルターニュ視察で様々なガレットを食べてきたので、日本のガレットを今まで以上に広い視野で見ることが出来るようになりました。

悠珈琲店のガレットは別にフランスを意識しているわけではないでしょう。日本人の口に合って美味しいと言って喜んでもらえるガレットメニューを追及していると思いますし、専門店のガレットとはまた違うカフェらしいお手本のようなガレットといいますか、これはこれで完成していると思います。

喫茶店でここまで完成度の高いガレットが食べられるって幸せです♪

[悠珈琲店(ユウコーヒーテン)]
〒910-0017 福井県福井市文京7丁目9−26
TEL:0776-24-1500
営業時間:9:00~22:30

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