京都の丸太町駅近くにあるガレットの名店「ヌフ クレープリー (NEUF CRÊPERIE)」で開店から活躍されたクレーピエ(ガレット職人)が大阪の松虫駅近くに独立開業されたので、早速、伺いました。
松虫駅から歩いて5分くらいでしょうか、住宅が密集した迷路のような細道を進んでいくとお店の入り口を発見。アンティーク調のお洒落な外観ですが、周りの住宅に溶け込んでいるのは、この建物が歴史を感じる日本家屋だからでしょうか。
店内は和風と洋風がお互いに引き立て合っているような落ち着きのある空間。
正面にカウンター越しの厨房があり茶系の装飾が良い感じ♪
メニューは、ヌフ クレープリーと大きくは変えず、モーニングはコンプレットをベースに好みに応じたトッピングができるスタイルを残しているそうです。
コンプレット(自家製ロースハム、卵、チーズ)+アボカド、トマトのトッピング。
ヌフ クレープリーさんでいただくガレットは、本場フランス・ブルターニュへ行った時にで食べてきたものより断然、美味しいと個人的に思っているんですが、10e.DIXIÉMEさんのもさすがのクオリティ。
特に生地のパリパリザクザク感は以前よりもさらに増したように感じて、思わずその理由を色々聞いたところ、なるほど!と感じる秘密と工夫が10e.DIXIÉMEさんにはありました。
生地の厚みと焼き加減、気泡の入り方が絶妙で、半熟卵のトロトロ、アボカドのねっとり感、野菜のシャキシャキをガレットのパリパリが包んでたまらない美味しさです。近くにこんなお店があったら毎日、最高の朝を迎えることができますね。お近くにお住まいの方が羨ましい。
デザートには塩キャラメルのクレープをいただきました。
僕はキャラメルはちょっと苦手なんですが、フランスで塩キャラメルのクレープを食べてから、クレープだけは美味しいと思うようになりました。甘みが強くなくてほのかに苦みを感じるので、割とさっぱりいただけるのと、食感の良いクランブルとポテッと添えられた生クリームがアクセントになって男性でもペロリと1枚食べられます。
手作りの塩キャラメルソースは店頭で購入することができるので、自宅でも手軽に楽しむことができます。僕は薄めの食パンを強めにトーストしてこのソースをぬってから、軽くホイップした生クリームを添えて食べています(朝からホットコーヒーが止まらないw)。
10e.DIXIÉMEさんは、基本的にワンオペとのことなので、お客様が重なるとちょっと待ち時間が長くなるかもしれませんが、その分、ゆっくりとこのお店の雰囲気やリズム、ガレットの焼ける音と香ばしい香りを楽しんでいただきたいと思います。
[10e.DIXIÉME(ジューイー ディズィエム)]
〒545-0023 大阪府大阪市阿倍野区王子町1丁目10−2
電話:06-7664-9953
営業時間:9:00~17:00
定休日:火・水