京都 烏丸御池駅から徒歩3分少々のところにあるトラットリアサルティンバンコ(Trattoria SALTINBANCO)さんに行ってきました。シェフの澤田さんはとても穏やかで感じ良く接していただける方で、ひょんなご縁をいただいて福井での出張サルティンバンコに参加させていただいた時に、お料理一つ一つにとても細かい仕事がしてあることに感動したことを今でも鮮明に覚えていて、一度、お店で食事がしたいと思っていたのです。今回はお任せコースをお願いし、ちょっと福井県産そば粉を使ったメニューも取り入れていただきました♪
▼アラカルト
クロケット、鯛のカルパッチョ、ピクルス、カプレーゼ、カポナータ、鶏ハム、オムレツなど10種類のアラカルトは目でも下でも楽しませてくれる一皿。
▼トウモロコシのスープ
甘みが強いのにさっぱりとしていて後味すっきり。
▼そば粉のグリッシーニ
一般的なグリッシーニってちょっとモサモサした感じがあるので、それだけで食べるのはきついかなーって思うんですが、そば粉を使ったことによって中が空洞になり、サクッと軽い口当たりになっています。そのままでももちろん美味しく、そば粉の香ばしさが出ていてすごく美味しい!
▼桃の冷静パスタ
桃の上品な甘さが生きるよう、味付けを最小限に抑えられているところがすごいです。
素人がやったら変にしょっぱくなってしまうか、味付けを控えすぎてしまうかのどちらかになってしまうでしょう。
▼若狭ぐじ(甘鯛)と黒枝豆のリゾット
甘鯛をうろこが付いたままグリルして表面はサクッと香ばしく、真ん中はほのかに温かいややレアな状態。黒豆の枝豆のアクセントが最高です。魚とお米の火の通し方がさすがだなー!と感動。
▼そば粉の生パスタ
挽きぐるみのそば粉で打った手打ち麺に貝と野菜からでる出汁とオイルを絡めた一皿。
トマトとソバは非常に相性がいいのは知っていたのですが、イタリア系の魚介の出汁ともこれだけマッチすることを始めて知りました。これは1日中食べ続けることができるやつです(笑)
▼ラム肉のロースト
お肉の火の入れ方も絶妙です。
パン粉の付いた部分がカリッと香ばしくて骨までしゃぶった一皿。
▼桃とさくらんぼのコンポート アイスとそば粉チップス添え
全体的に甘さを抑えたデザートなのが嬉しい。
サルティンバンコはトラットリアですからお料理は当然イタリアンなんですが、食べているとイタリアンというより京料理に近いものを食べているように感じる時があります。オイルは必要以上に使っていないですし、素材以上の味付けをされていないので、素材本来の味わいが十分楽しめるんですよね。しかも盛り付けも美しく見た目にも楽しめる。こういうお料理を出してくださるお店ってなかなか出会えないと思います。京都に行った際にはまた澤田さんのお料理を食べに行きたいです。
[TRATTORIA SALTINBANCO(トラットリア サルティンバンコ)]
〒604-0846 京都府京都市中京区押小路通両替町西入金吹町460 ベルメゾン1F
TEL:075-213-5046
営業時間:11:30~14:00/18:00~22:00
定休日:毎週月曜日、第3火曜日