レンヌ駅前クレープリー レピ・デ・ブレ(Crêperie L’Epi de Blé)は、生シードルと白めのガレットが楽しめる。│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑪

レンヌ最後の夕食は、レンヌ駅正面にあるクレープリー レピ・デ・ブレ(Crêperie L’Epi de Blé)でいただくことにしました(↓明るいですけど夕方です)。こちらはレンヌ駅から一番近い製粉所である、シャルボニエール製粉所(Le Moulin de Charbonnière)製造のそば粉を使ったガレットとサーバーから注がれる生シードルが楽しめるお店。

レンヌ駅前クレープリー レピ・デ・ブレ(Crêperie L'Epi de Blé)は、生シードルと白めのガレットが楽しめる。│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑪
店内は明るく、赤白チェックのテーブルクロスがカワイイ。
↓写真中央にあるサーバーから生シードルが注がれます。生のシードルを楽しめるクレープリーがあるという事は知っていましたが、ようやく楽しむことができて感激でした。

レンヌ駅前クレープリー レピ・デ・ブレ(Crêperie L'Epi de Blé)は、生シードルと白めのガレットが楽しめる。│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑪
男性一人とか高齢のおばさまが一人でガレットを2枚も3枚も食べていて、すごい!さすがブルターニュ!と思いましたが、日本ではガレットというとオシャレでヘルシーで女性が好みそうなエッセンスがいくつもあるので、メインターゲットはほぼ女性になってくるでしょうけど、本場ブルターニュは食文化として浸透しているので、この光景は当たり前というか日常なんでしょうね。僕らがそば屋さんでせいろを何枚も食べるようなものかと(笑)

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メニューの真ん中に使用している製粉メーカー「Moulin de Charbonnière」のロゴマークと100%そば粉グルテンフリーの記述があります。日本では仕入れ先を知られたくない、仕入れ先もこだわりの一つ、産地や仕入れ先情報に囚われないでソバを味わってほしいなどの理由から、取引先メーカーを表記することはほとんどないと思いますが、フランスではこういう表記を見ることが多かったので、安心安全をアピールする状況証拠の一つとして捉えているのでしょうね。

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生シードルで乾杯♪
銘柄は日本でも多く出回っているヴァル・ド・ランス(Val de Rance)。大きな専用の入れ物に入った生シードルはカップにすり切りぴったり4杯分。生ならではの鮮烈なリンゴの香りと甘ったるくない爽やかな甘み、微発砲の塩梅が実にいい。今まで飲んできたヴァル・ド・ランスも美味しかったけど、やっぱり本場で飲むシードルは違うなーと感動しました。ちょっとこればっかりは来ないと飲めない味わいですね。

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▼コンプレット ベーコンサラダ添え
ガレットは4角を折りこんだところ見せるのが華だと思っていたのですが、裏返しっていうのもアリなんですね(笑) その上にベーコンとサラダが添えてある。見た目じゃなく味で勝負!という意味なのか、ブルターニュの伝統的なガレットのスタイルがこうなのか、フランス人の感覚がワカラナイ・・。

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▼トマトソースとシャルキュトリーのガレット
僕のガレットも裏返しw 付け合せもなくそのままなので見た目に愛想ない感じですが、シードルカップのおかげでおしゃれに見えるから不思議です♪

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生地を見てびっくり!ブルターニュに来て・・というかフランスに来て初めての白い生地のガレット。
ガレットは一般的に全粒粉で、視察したロンシン製粉所のジャン社長もお店によって白さではなく黒さを加減するというくらいガレットと言えば黒い生地だと思っていましたが、黒い粒々も浮かんでいないし、食感もバターの油分でパリパリになってはいるものの、冷めてくるとクレープのようにモチモチの食感になってくる。フランスは絶対パリパリじゃないとダメなんだろうと思っていた僕の固定観念はいい意味で崩され、白くてモチモチ食感でもいいんだ!という自信が付きました。

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ジャン社長はフランスの製粉所は自社製品をクレープリーに提案することは一切無く、クレープリーからの要望を受けて製粉するとも言っていたので、L’Épi de Bléのクレーピエがシャルボニエール製粉所に依頼してこの白い生地にこだわってガレットを焼かれているんでしょう。実に興味深い経験です。

トマトソースと赤身のシャルキュとリーが入ったガレットは、トマトソースの酸味と生トマトのフレッシュな香り、シャルキュトリ―の塩気のバランスが素晴らしく、生地とチーズのモチモチ感がすごくマッチして最後の夜にふさわしい美味しいガレットでした。

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デザートも忘れずに!
濃厚なバニラアイスクリームとサクランボのコンポート添えクレープ。

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紹介するガレットは残すところあと1枚になりました。
ブルターニュではもっともっとたくさんのガレットを食べ歩きたかったのですが、クレープリーでの食事マナーをパリで知ってから、ちゃんと最後まで楽しんでからお店を出るようになったので、1日に食べられるガレットは3枚が限界でした。でもその分、1枚1枚をしっかりと味わって、お店の雰囲気やシードルなども楽しむことが出来ました。

このブログが将来ブルターニュに行かれる際に少しでも参考になればと思います。
次回はマルシェのガレットです♪

[クレープリー レピ・デ・ブレ(Crêperie L’Epi de Blé)]
12 Place de la Gare, 35000 Rennes, France
+33 2 23 42 13 94


このブログでは、ガレット店の紹介や文化、観光に関してなどをご紹介していきます。
福井のそば粉屋として専門的な立場から、プロの話や技術、製法、栽培については以下のブログをご覧ください。
ガレットの本場‐フランス・ブルターニュ視察

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