レンヌ(Rennes)旧市街にあるマルシェ(Le marché à manger)のガレットとル・ダニエル(LE DANIELE)のクイニーアマン│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑫

今回でガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅の最終回となります。
最後はレンヌの街並みとマルシェのガレット、そしてクイニーアマンをご紹介♪
まさか自分がフランスに来る日がやってくるなんて夢にも思っていなかったので、今までフランス文化どころか、フランスの歴史や中世ヨーロッパの街並みなどもそれほど興味を持とうとしませんでした。なので「レンヌ」という地名もガレットの本場はブルターニュだという事を知って初めて知りました。

そんな中世ヨーロッパの姿が今に残るレンヌ旧市街は、とにかく美しい・・ため息が出るほど美しい。
世界遺産並みの街並みにポイ捨てしたりペットの後始末をしないなどの国民のマナーは何とかならないものか・・と思うところはありますが、近くを見ても遠くから見ても素晴らしい景色です。

レンヌ(Rennes)旧市街にあるマルシェ(Le marché à manger)とル・ダニエル(LE DANIELE)のクイニーアマン│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑫
早朝の市街地は手が凍るほど寒くて動いているだけで体温が奪われていくような感覚。
▼ここは今は営業していない空っぽのマルシェなんだそうですが、色違いの煉瓦で造られた外壁がオシャレですよね。

レンヌ(Rennes)旧市街にあるマルシェ(Le marché à manger)とル・ダニエル(LE DANIELE)のクイニーアマン│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑫
お土産にバターとかシャルキュトリ―を買おうかと別のマルシェ(Le marché à manger)に立ち寄ってみました。

Le marché à mangerとマルシェのガレット│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑫

建物をぐるりと囲んで古書やアンティーク雑貨、衣類、食器なども露店販売していて、どのお店もすごく独特で何に使うのか全然分からない木製の道具だったり、中世ヨーロッパを知らないけどいかにもそれらしい!と思うような絵画など、見ているだけでとにかく楽しい。

レンヌ(Rennes)旧市街にあるマルシェ(Le marché à manger)とル・ダニエル(LE DANIELE)のクイニーアマン│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑫
原色だらけの雑貨屋さん。

レンヌ(Rennes)旧市街にあるマルシェ(Le marché à manger)とル・ダニエル(LE DANIELE)のクイニーアマン│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑫
市場の中は開店準備中♪
日本では開店前にお客さん入れないよな・・と思いながら、開店作業を見ながら散策できるってある意味、貴重な時間です。

レンヌ(Rennes)旧市街にあるマルシェ(Le marché à manger)とル・ダニエル(LE DANIELE)のクイニーアマン│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑫
▼八百屋さん-日本では高価なポワローネギが安い!
レンヌ(Rennes)旧市街にあるマルシェ(Le marché à manger)とル・ダニエル(LE DANIELE)のクイニーアマン│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑫
▼魚屋さん-日本のものとは形や色が違ってちょっと小気味悪い蟹の類。
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▼肉屋さん-子羊や鹿、七面鳥、うさぎなど豊富な品ぞろえ。
レンヌ(Rennes)旧市街にあるマルシェ(Le marché à manger)とル・ダニエル(LE DANIELE)のクイニーアマン│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑫
▼チーズ屋さん-色・形が独特なチーズばかり。
レンヌ(Rennes)旧市街にあるマルシェ(Le marché à manger)とル・ダニエル(LE DANIELE)のクイニーアマン│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑫
新婚旅行でスペインに行ったときにも思ったんですが、こういう市場が日常にある生活が本当に羨ましい。
買って帰りたいものが山ほどあったけど、そういうものに限って常温では耐えられないものばかり(泣)

▼仕込中のクレープリーにも立ち寄りました。
レンヌ(Rennes)旧市街にあるマルシェ(Le marché à manger)とル・ダニエル(LE DANIELE)のクイニーアマン│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑫
合計6台のガレットパンでクレープとガレットを焼いていて、使っているそば粉は前日に行ったクレープリー レピ・デ・ブレ(Crêperie L’Epi de Blé)で使用されていたシャルボニエール製粉所(Le Moulin de Charbonnière)のそば粉。

足を運んだ粉屋さんのそば粉が使われているガレットを食べられるって幸せです。日本でそば打ちが趣味の方が全国からそば粉を取り寄せて食べ比べる楽しみってこういう感じなんでしょうかね。

レンヌ(Rennes)旧市街にあるマルシェ(Le marché à manger)とル・ダニエル(LE DANIELE)のクイニーアマン│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑫
ソーセージ入りガレットとコーヒーのセット。

レンヌ(Rennes)旧市街にあるマルシェ(Le marché à manger)とル・ダニエル(LE DANIELE)のクイニーアマン│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑫
フワフワさっくりとした生地がお腹に優しくて、そんでこのソーセージが肉肉しいんだけど脂っこくなくてめちゃくちゃ美味い!やっぱヨーロッパのソーセージは日本とは全然違いますね。濃いめのコーヒーもたまりません。

レンヌ(Rennes)旧市街にあるマルシェ(Le marché à manger)とル・ダニエル(LE DANIELE)のクイニーアマン│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑫

お腹が温まったところでマルシェを後にし、レンヌを訪れたら絶対外せない!っていうクイニーアマンの名店LE DANIELE(ル・ダニエル)に向かいます。レンヌと言えば「クイニーアマン」なんですってね。クイニーアマンという食べ物の名前は知っていましたが、どんなお菓子かは知りませんでした。かわいらしいデザインの旧家が立ち並ぶ通りの景色は、映画の世界です。

レンヌ(Rennes)旧市街にあるマルシェ(Le marché à manger)とル・ダニエル(LE DANIELE)のクイニーアマン│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑫
マルシェ(Le marché à manger)のすぐ近くにあるLE DANIELE(ル・ダニエル)は、多くの日本人パティシエも修業に来ているとか。外観は建物の雰囲気を壊さないよう控えめだけどオシャレさが際立ちます。

レンヌ(Rennes)旧市街にあるマルシェ(Le marché à manger)とル・ダニエル(LE DANIELE)のクイニーアマン│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑫
店内は美術館のようで、スイーツは美術品のように美しい♪

レンヌ(Rennes)旧市街にあるマルシェ(Le marché à manger)とル・ダニエル(LE DANIELE)のクイニーアマン│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑫
僕は辛党なので店内に広がる甘々な香りだけでもうお腹いっぱい。
一口だけいただきましたけど口の中いっぱいに広がるバターの香りとしっかりした甘さにノックアウト(笑)

レンヌ(Rennes)旧市街にあるマルシェ(Le marché à manger)とル・ダニエル(LE DANIELE)のクイニーアマン│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑫
レンヌ駅に向かう途中のサービスエリアにモンサンミシェルが来てくれたのでパチリ(笑)
最後の最後にいい思い出になりました。↓写真館の車だそうです。

レンヌ(Rennes)旧市街にあるマルシェ(Le marché à manger)とル・ダニエル(LE DANIELE)のクイニーアマン│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑫
今回のフランスの視察は前途多難でしたが、結果的に多くの収穫と経験になりました。
ガレットとは何か?という根本的な事はもちろん、ガレットに使うそば粉とはどんなものか、本場ブルターニュのそば食文化とはどういったものか、日本とはどんな違いがあるのか。
頭で考えたり検索して得られる情報はごく僅かですが、こうやって見聞きしてきたことは今後の大きな財産になりました。であったすべての方々に心から感謝します。


このブログでは、ガレット店の紹介や文化、観光に関してなどをご紹介していきます。
福井のそば粉屋として専門的な立場から、プロの話や技術、製法、栽培については以下のブログをご覧ください。
ガレットの本場‐フランス・ブルターニュ視察

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