ブルターニュの古都ヴァンヌ(Vannes)は食材の宝庫。│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑨

この日はブルターニュの古都ヴァンヌへ進みます。
目的は先日、足を運んだクレープリー・ラ・ビオレット(Crêperie La violette)@バン・ド・ブルターニュ(Bain de Bretagne)のシェフでブルターニュそば組合の会長さんがお薦めされたクレープリーへ行くためです。

ブルターニュの古都ヴァンヌ(Vannes)は食材の宝庫。│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑨
気温は低かったけど見事な快晴で気持ちのいい空気。
景色も最高で車に乗っているだけで楽しい♪

ブルターニュの古都ヴァンヌ(Vannes)は食材の宝庫。│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑨
レンヌから1時間ほどでヴァンヌの街へ着きました。
街の中心部に位置するサンピエール教会(Cathédrale Saint-Pierre de Vannes)では朝のお勤めが終わったのでしょうか、それとも時間を伝えるためでしょうか。鐘の音が街中に響き渡ります。

ヴァンヌの街並みは中世ヨーロッパの美しさが広がっています。
石垣と緑と花々のコントラストが素晴らしくテーマパークにいるようです。

ブルターニュの古都ヴァンヌ(Vannes)は食材の宝庫。│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑨
城壁で囲まれたヴァンヌの街は、城壁に美しい庭園が広がっています。
とてもカメラに納めることができなかったので、パノラマで撮りましたがそれでもこの美しさが伝えられないのが残念です。

ブルターニュの古都ヴァンヌ(Vannes)は食材の宝庫。│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑨

この城壁の中では、肉、魚、チーズ、野菜、果物、装飾品、衣類など、実にたくさんのマルシェが広がっていました。動画と共にご紹介します。

▼肉屋さん
クレープリー・ラ・ビオレット(Crêperie La violette)ブレッツカフェサンマロ店(BREIZH Café , Saint-Malo)でも使われていた色々なアンドゥイユ(豚の臓物ソーセージ)がありました。アンドゥイユは材料が材料だけに日持ちせず、管理をしっかりしてやらないとすぐに悪くなってしまうので、パリ市内でもなかなか手に入らない貴重なソーセージだそうです。

ブルターニュの古都ヴァンヌ(Vannes)は食材の宝庫。│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑨

▼魚屋さん

▼果物屋さん

▼移動販売でガレットを焼くお店もありました。

ブルターニュの古都ヴァンヌ(Vannes)は食材の宝庫。│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑨

ブルターニュではこのようにおにぎりのような形で売られている移動販売のガレット店を良く見ます。
サーモンやチーズが入った焼きたてのガレットがすぐに食べられるっていいですよね。

▼こちらの野外マルシェでは衣類や装飾品、バッグ・スカーフなど、パリのクリニャンクールで見た露店はいかにも!という感じがしてあやしさ満点だったんですが、こちらは景観が素晴らしいからでしょうか(笑) 品物も良く見えてしまう。

ブルターニュの古都ヴァンヌ(Vannes)は食材の宝庫。│ガレット(Galette)の本場フランスを巡る旅⑨

 

最後にヴァンヌで個人的に一番興味を持った動画をお届けします♪

▼石垣をくみ上げる石工

興味ない人にとって見ればただの一風景にしか感じないでしょうけど、この石をコツコツッとたたく音が石臼を目立てしている音にすごく近くて、まさかフランスでこんな光景に出会うとは・・!としばらく見入っていました。
感動したのはこの石工さんは熟練の技術を持っていると感じたことです。一見、適当にたたいているように見えますが、たたき方というかたたく石の位置や角度をちゃんと見極めて、場所によって力の加減をしながらたたいているからすべての石が均等に配置されています。

機械でやればあっという間なんでしょうけど、このヴァンヌという町は見た目は石造りで固いイメージでも、とても柔らかくて人の温もりを感じます。長年、機械ではなく人の力で栄えてきたところなんでしょうね。
この石工さんとなら1日中、石の話ができそう・・と妄想しておりました。


このブログでは、ガレット店の紹介や文化、観光に関してなどをご紹介していきます。
福井のそば粉屋として専門的な立場から、プロの話や技術、製法、栽培については以下のブログをご覧ください。
ガレットの本場‐フランス・ブルターニュ視察

Lineの友だち追加でカガセイフンの最新情報をいち早くGET!

友だち追加