いつもカガセイフンをご利用いただきまして誠にありがとうございます。
先日、カガセイフンとして初めての試みとなりますオフ会を東京浅草にて開催いたしました。
私どもは日ごろからお客様にとってより良いサービスを提供するにはどうすればいいか?を悩みながら運営をしておりまして、思い切って実際お会いして、お顔を拝見してお話を伺おうと思った次第です。会場は浅草寺から徒歩10分少々のところにある人気店「浅草じゅうろく」様を貸し切りにさせていただくことになりました。
今回はざっくばらんにお客様の声をお聞きしながら楽しく美味しく交流を深めたいと思っていたので、大将自慢のお料理はもちろん、お蕎麦とお酒にも趣向を凝らしました。
まず、お蕎麦は弊社の定温倉庫にて3年間熟成させた完熟そばを使った【奥越】粗挽き蕎麦粉と【吉峰】抜粗挽蕎麦粉の2種類を若女将に打っていただき、お酒は大本山曹洞宗永平寺の麓で栽培から一貫作りにこだわっている「白龍酒造」の吉田女将も特別にご参加いただいて、福井の蕎麦と酒を楽しむ贅沢な組み合わせを楽しんでいただくことにしました。
旬のお料理を少しずついただける幸せ。
昼間っからあまりお酒は飲まないでおこうと思っていたのですが、お料理がお酒を呼んで仕方ありません。
お客様との交流もお酒の力もあって徐々に打ち解けあい、そば粉の話、福井の話、石臼の話、在来種の話、品質、挽き方、打ち方、道具などなど、プロがするようなご質問をたくさんいただいて本当に嬉しくて一つ一つ丁寧にお答えさせていただきました。
3年長期熟成させた【奥越】粗挽き蕎麦粉のお蕎麦↓
見事に細く切られた麺線は光に当てると透き通るような透明感とブツッブツッと入るホシがとてもきれいです。
鮮烈な香りはありませんが、噛むほどに甘く味わい深いお蕎麦はお酒との相性抜群でした。
みなさん、粗挽き蕎麦を手繰りながら確かめながらいただいているお顔が印象的でした。
【一乗】そばがきそば粉を使った蕎麦掻を鴨汁鍋で↓
鴨の脂と旨みを吸った蕎麦掻は、モチっとしていながらさらりとした口どけが最高でした。
今回は15席しかご用意できなかったため、長年、弊社のそば粉をお使いいただいているお客様を優先させていただきましたが、2回目、3回目と続けていきたいと思っております。また、「粗挽き蕎麦粉のデモ打ちを見たい」というお声をたくさん頂戴したので、今後、全日本素人そば打ち名人大会で名人を取られた方を始め、粗挽き打ちの熟練者を講師に招き、東京南青山にある福井のアンテナショップにてそば打ち講座を行うことを検討しております。中級者を対象にした十割打ちから上級者向けの粗挽き打ち、そしてそれらを越前おろし蕎麦でお召し上がりいただくなどの企画も考えておりますので、また東京でお会いできることを楽しみにしております。
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天気:晴れ
石臼工場内室温:13℃
石臼工場内湿度:60%