9月初旬の大型台風21号は、25年ぶりの巨大な勢力があると報道されていましたので、今年の福井在来種も万事休す・・と思っていたのですが、強風によって葉が破られたり、多少、茎が折れているところがあったものの、その時はまだ背丈が低く、花も咲いていなかったことが幸いして、最悪の状況だけは免れました。
しかし、昨日の台風24号はさすがに困りました。勢力は21号とほぼ同じということで、花がこれから満開になろうとしているこのタイミングで通過するのはあまりにもリスクが高い。花が飛ばされて完全に倒伏でもしようものなら、今年の福井在来も完全にアウトでした。
早速、台風通過後、今日10月1日に永平寺のそば畑を見てきました。
報道では台風24号は、勢力を維持したまま時速20㎞ほどの低速で移動していると聞きましたが、昨晩の感じだと割とすぐに行ってしまったように感じます。一部では倒伏している圃場もありましたが、全体的には倒伏はしておらず、花も飛ばされているといったことはないようです。
しかし、雨の影響で茎は真っ赤に染まり、痩せ気味でひょろひょろなので湿害は出てくるでしょう。次の台風もすでに日本に近づいていますし、同じような勢力続きではいづれ倒伏してしまうでしょう。
去年が大凶作だっただけに今年のソバに期待を寄せているのですが、お天と様はなかなか思うように生育させてくれません。今年は虫も少なく動きも鈍いのも気になります。あと1ヵ月も経たないうちに実を付け収穫期へと向かいますが、はたしてどうなるか期待と不安が交錯します。