そば処ふくいち(倉敷市)は、粗挽き太打ち十割と細打ち二八の対比がおもしろい。

倉敷市藤戸町にあるそば処ふくいちさん。
県道22号線から住宅地に入った後、細く坂になっている脇道を下ったところにお店があります。のぼりや看板で親切な案内表示が出ていますので迷うことなくたどり着くことができました。

そば処ふくいち(倉敷市)は、粗挽き太打ち十割そばと細打ち二八の対比がおもしろい。
日本家屋の良さを生かした店づくりで、入口の引き戸も年季が入っていていい雰囲気。
落ち着きのある和室で打ちたての手打ち蕎麦がいただけます。

そば処ふくいち(倉敷市)は、粗挽き太打ち十割そばと細打ち二八の対比がおもしろい。

店内は、テーブル席とカウンター席の他、別室に座敷もあるので、お一人から複数名まで柔軟に対応してくれます。座敷には子供のおもちゃも揃えてあるので、小さいお子様がいる家族連れは助かると思います。

そば処ふくいち(倉敷市)は、粗挽き太打ち十割そばと細打ち二八の対比がおもしろい。▲そば豆腐

お通しのそば豆腐。豆腐というよりはゆるめのそばがきを冷やし固めたそば寒天に近いトロトロ食感。サッと口の中で溶けるほど柔らかいので、箸で持つと写真のように箸がそば豆腐に食い込んでしまう。わさびの香りとチョンと落とした醤油の香りと塩味がそば豆腐を引き立てます。

そば処ふくいち(倉敷市)は、粗挽き太打ち十割そばと細打ち二八の対比がおもしろい。▲かも焼き

鴨肉の表面だけ軽く火を通してあるので、中はややレア状態で柔らかい。鴨焼の付け合わせには焼きネギが定番ですが、焼きピーマンは初めて。でもこのピーマンの苦みで鴨肉がさらに美味しく感じます。それと何といってもお値段以上のこのボリュームが嬉しい。

そば処ふくいち(倉敷市)は、粗挽き太打ち十割そばと細打ち二八の対比がおもしろい。▲天ぷら盛り

衣がサクッとして素材の香りと旨みが閉じこめられた天麩羅は、どれも1口半くらいで食べ切れるちょうどいいサイズ。お野菜やお蕎麦の薬味に使う辛味大根などはほぼ自家栽培で女将さんが栽培されているそうです。

そば処ふくいち(倉敷市)は、粗挽き太打ち十割そばと細打ち二八の対比がおもしろい。▲そば粥

箸休めにほっこり温かいそば粥が嬉しい。野菜同様、お漬物も自家製。
プチプチ、ホクホクの食感とほのかな塩味がソバの味わいを際立たせて、体が温まります。

そば処ふくいち(倉敷市)は、粗挽き太打ち十割そばと細打ち二八の対比がおもしろい。▲もりそば(冷)

二八で打たれた細挽きのお蕎麦は、のど越し良く甘みが強い。ムチムチっと歯を押し返す食感もクセになります。

そば処ふくいち(倉敷市)は、粗挽き太打ち十割そばと細打ち二八の対比がおもしろい。▲藤戸の香り(粗挽き十割)

しっかり噛んで食べる極粗太打ち十割そばは、噛むほどにソバの香りや甘みが強く感じられます。
この手のお蕎麦は割と短い麺線になっているケースが多いので、十割蕎麦は苦手だという方も少なからずいると思いますが、ふくいちさんのはかなり粗いそば粉ですが、ちゃんとつながっていてのど越しも楽しめます。1皿目の微粉細打ち二八との対比がおもしろく、片方を食べるともう片方が食べたくなる連鎖が起こります。甘い出汁と辛味大根の相性も最高!

そば処ふくいち(倉敷市)は、粗挽き太打ち十割そばと細打ち二八の対比がおもしろい。▲かけそば(温)

すっきりしたお出汁柚子の香りと青菜が入ったシンプルなお蕎麦。
お腹いっぱいになりかけても最後まで美味しくいただきました。

ふくいちさんでは、ざるそば、かけそば、天ぷらそばなど、定番の蕎麦メニューの他、季節限定メニューやそば前などもあります。自家栽培のお野菜が美味しいので、ぜひお蕎麦と共に味わっていただきたいです。ごちそうさまでした。

 


[そば処 ふくいち]
〒710-0133 岡山県倉敷市藤戸町藤戸1049
電話:086-441-4565
営業時間:11:00~15:00 ※売り切れ次第終了
定休日:火、水

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