天割烹そば はるな(大阪淡路)では、福井県産そば粉を使った贅沢な茶そばが八十八夜限定で食べられる。

みなさん、茶そばって普段、召し上がられますか?

僕が幼少の時は母や祖父が作ってくれたり、外食に行くと和食料理店などでメニューにある事があったので食べる機会は割とあった方なんですが、最近はほとんど目にすることがなくなりました。その気になれば自分で打てないことはないですが、あえて茶そばを打つということはしないので、今となってはほとんど食べる機会がありません。

私の知る限り茶そばの習慣があるのは、鶏の山椒焼きがのった京都と山口県の瓦そばの2つくらい。京都の茶そばは食べたことがありますが、山口のは無いので一度、現地で食べてみたいものです。

福井では、ほぼ1年中、冷たいおろし蕎麦を食べる人が多いので、期間限定で茶そばがあっても注文する人はほとんどいないと思いますが、茶そばに対しては、正直、中途半端なものというイメージがあって、決してお茶の香りが前面に出ているわけでもないし、かといって蕎麦の香りもお茶の強い香り負けてしまっている。出汁ともそんなに調和していない感じがして、茶そば自体、それほど美味しいものだとは思っていませんでした。今の今までは・・。

阪急淡路駅から徒歩5分ほどにある天割烹そば はるなさんでは、お茶専門店とコラボして福井県産そば粉と国産最高級抹茶を贅沢に使った茶そばを八十八夜までの限定で食べることができるのですが、これが衝撃の美味しさでした。

天割烹そば はるな(大阪淡路)では、福井県産そば粉を使った贅沢な茶そばが八十八夜限定で食べられる。

まず、このそばツユ。
茶そばをより一層美味しく食べられるように一工夫してあり、ほんのごく僅か抹茶を忍ばせているそうです。なので、出汁の香りと茶そばがうまく調和し、薬味として添えられたあられとワサビが抹茶の強い香りと味のアクセントになっているそうです。

福井県産そば粉を使った天割烹そば はるなの贅沢な茶そばは、八十八夜限定メニューです。▲茶そば(福井県産そば粉と国産最高級抹茶使用)

まず、この見た目の色味がすごい。こんなに色鮮やかな茶そばは初めてです。
提供された瞬間からお茶の専門店にいるような茶の香りが鼻に届き、やや太打ちの麺線に食欲がわきます。蕎麦だけを食べるとお茶の風味を感じた後に、蕎麦を噛んでいくと今度はそばが主張してきます。「香り」だけで言うと蕎麦の香りは抹茶にかき消されてしまっているものの、「味」は蕎麦が勝っているので双方が調和しながらお互いを引き立て合っているように感じます。また、これだけ強い茶そばでありながら最後まで飽きがこないのは、薬味が良い仕事をしているんですね。
今まで茶そば自体、そんなに美味しいものだと思っていなかったのは、そもそも蕎麦と抹茶の味と香りが少なく、何を食べているのか分からなかったからかもしれません。見た目ほどくどくなく、さらりといただける一枚ですごく美味しい!

福井県産そば粉を使った天割烹そば はるなの贅沢な茶そばは、八十八夜限定メニューです。

旬の活稚鮎と独活(ウド)の天ぷら、お薦めの冷酒も併せていただきました。
稚鮎の苦みと抹茶の苦み、ウドの香りがこれまた良い塩梅で、日本酒と茶そばが進む。

福井県産そば粉を使った天割烹そば はるなの贅沢な茶そばは、八十八夜限定メニューです。

最後にそば湯・・・が緑色!?

生そばを湯がく際に釜の中で抹茶が溶けだすことでそば湯自体がこのような状態に。
でも、これが想像以上に美味しい。体質的に焼酎が苦手なんですが、きっと焼酎で割ったらたまらなく美味しいでしょうね。茶そばと天ぷらでお腹いっぱいだったんですが、もったいないのでそば湯も飲みきりました。茶そばは八十八夜まで提供されるそうですので、ぜひこの機会に食べてみてください。

八十八夜とは?

———————————————————–
八十八夜というのは立春から数えて88日目(87日後)。
文字通りの八十八夜で、農家では種をまく時節となります。
「米」という漢字を分解すると八十八になることから、農業に携わる人にとっては大変重要な日とされてきました。2017年は5月2日が八十八夜となります。


[天割烹そば はるな]
〒533-0032 大阪府大阪市東淀川区淡路4-5-8 ツイン淡路B-15
電話:06-6829-6555
営業時間:11:00~15:00/17:00~22:00
定休日:不定休

Lineの友だち追加でカガセイフンの最新情報をいち早くGET!

友だち追加