「そば湯の作り方」と「そば湯に適したそば粉の選び方」を知れば、簡単にそば屋の美味しいそば湯が楽しめます。

最近、ご家庭でそば湯を楽しみたいという声が増えています。
そば湯は手軽にできる健康飲料で、栄養価が高く消化が早い。しかもソバは「難消化性デンプン」という特有の食物繊維があります。
※難消化性デンプン(レジスタントスターチ )については最下段で説明します。

弊社にもそば打ちはしないけど、健康のために毎日そば湯が飲みたいというお客様が挽きたてのそば粉を求めてご来店されるのですが、みなさん言われるのは「市販のそば粉でやってみたけど上手くできない」とか「美味しくない」という失敗談。

そこで今回は、「そば粉屋6代目が教える、簡単!美味しい!そば湯の作り方」を失敗しないポイントを交えてご紹介します。

簡単!美味しい!そば湯の作り方

【材料】
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・そば粉(小麦粉を含まない純度100%のもの)
・熱湯
・水
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今回は【水仙】抜実挽そば粉を使用します。

「そば湯の作り方」と「そば湯に適したそば粉の選び方」を知れば、簡単にそば屋の美味しいそば湯が楽しめます。

①湯呑やそば猪口にそば粉をスプーン1杯~3杯入れる。

さらりとしたそば湯を作る場合には、スプーン1杯。とろみのある濃いそば湯ならスプーン3杯ほど入れてください。
2杯くらいがちょうどいいです。

「そば湯の作り方」と「そば湯に適したそば粉の選び方」を知れば、簡単にそば屋の美味しいそば湯が楽しめます。

②そば粉と同量の水を加えて粉っぽさが無くなるまでよく溶かす。

そば粉に直接、熱湯を注ぐ方が多くみられますが、それが失敗の素。
いきなり熱湯をかけますと粉だまりの表面だけが糊化してしまい、お湯にそば粉が馴染まず粉っぽい仕上がりになってしまいます。
まずはそば粉を水で溶いてよくかき混ぜておきましょう。

「そば湯の作り方」と「そば湯に適したそば粉の選び方」を知れば、簡単にそば屋の美味しいそば湯が楽しめます。

全体に水分が馴染んで生クリームのようになればOK。

「そば湯の作り方」と「そば湯に適したそば粉の選び方」を知れば、簡単にそば屋の美味しいそば湯が楽しめます。

③かき混ぜながら少しずつ熱湯を注ぐ

最初はちょろちょろと熱湯を加えながらかき混ぜていきます。半分くらい注いだらあとは一杯になるまで満たしてください。
※95℃~100℃の熱湯を加えてください。90℃以下のお湯ですとそば粉のデンプン質が十分に糊化しないので、とろみの弱い粉っぽいそば湯になります。また、写真ではかき混ぜていませんが、かき混ぜながら熱湯を加えないと部分的に団子状になります。

「そば湯の作り方」と「そば湯に適したそば粉の選び方」を知れば、簡単にそば屋の美味しいそば湯が楽しめます。

④よく混ぜてできあがり

湯呑の底にそば粉がこびりつきやすいので、スプーンで良く混ぜて全体に白濁してきたら出来上がりです。
そばの良い香りが湯気と共に伝わってきますよ。
ここに出汁や醤油、ワサビなどを入れても美味しいですし、焼酎や日本酒割りも最高です。夏場は冷やして飲むのもお薦めです。

「そば湯の作り方」と「そば湯に適したそば粉の選び方」を知れば、簡単にそば屋の美味しいそば湯が楽しめます。

ソバには整腸作用や動脈硬化を助ける成分が含まれておりますので、毎日の食後に飲むとお腹がほどよく温まり便通も良くなります。
また、そば粉を小鍋にとって同量を水を加え弱火で加熱しながら、そばがきの2歩手前くらいの弱いとろみ加減(カスタードクリームのような固さ)になったところで粗熱を取り冷蔵庫で冷やしますと簡単にそば豆腐が出来上がります。

そば湯に適したそば粉の種類や選び方

本来、そば湯は蕎麦を茹でた後に釜に残るお湯のことを差します。
生そばから出た蕎麦の栄養素と蕎麦を打つ際に蕎麦同志がくっつかないように降る花粉(打ち粉)が溶けだしたもので、花粉(打ち粉)は何からできているのか?という質問をいただくことがありますが、花粉(打ち粉)もそば粉の一種です。一般的に蕎麦打ち使用するのはソバの実の1番粉から2番粉の部分でタンパク質を多く含み味や香りに富んでいます。花粉はでんぷん質が主体の1番粉の部分で味や香りが弱い部分です。

ですからそば湯にするには、1番粉から2番粉の部分が粉になったもので小麦粉や他の素材が入っていない純度100%のそば粉を選べば大丈夫です。弊社では、【水仙】抜実挽そば粉【金華】特上そば粉がお薦めです。またできるだけ水に溶けやすいキメの細かい粉を選びましょう。米粉や小麦粉のような見た目であれば問題ありません。

難消化性デンプン(レジスタントスターチ)とは?

レジスタントスターチ(resistant starch)とは、ヒトの小腸まででは消化されず、大腸に届くでんぷん、および、でんぷん分解物の総称でり、難消化性でんぷんまたは耐性でんぷんとも呼ばれる。

レジスタントスターチはでんぷんでありながら、エネルギーになりにくく整腸作用や生活習慣病の予防効果があるとされている食品中の成分であり食物繊維の1種である。食物繊維の中でも腸内細菌に対して良い影響を与える効果があり、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の特性をあわせ持っている。
難消化性デンプン(レジスタントスターチ)を摂取すると、血糖値の上昇抑制、腸内発酵性、空腹感の抑制、摂取カロリーの抑制などに効果がある。 ※Wikipediaより引用

難消化性デンプンについて書いたブログ↓
https://soba-sueyoshi.co.jp/hello-world/

ご家庭で美味しく楽しく健康に!そば屋のそば湯をどうぞお試しください。

[4月27日(水)]
天気:晴れ
石臼工場内室温:17℃
石臼工場内湿度:35%