ガレットカフェHAZE(ヘイズ)@越前町水仙ランドで、福井県産そば粉のガレット体験ができる。

越前町水仙ランド内にあるガレットカフェHAZE(ヘイズ)さんへはもう行かれましたか?
ガレットの本場であるフランス・ブルターニュ地方の味がようやく越前ふくいでも楽しめるようになりました。HAZEさんの立地も最高に素晴らしくて、日本海の大パノラマを見ながら食べるガレットは最高です!もちろんメニューはガレットだけではなく、クレープの他にアラカルトも充実していて、シードルなどもたくさん揃えてあるそうです。なので、夕日の沈む時間にゆっくりと食事される方も多いとか。

そんなヘイズさんでは定期的に福井県産そば粉を使ったガレット教室を行っていて、今回はカガセイフンスタッフでお邪魔してきました。

ガレットカフェHAZE(ヘイズ)@越前町水仙ランドで、福井県産そば粉のガレット体験ができる。

まずはガレットの基本。トンボの使い方のレクチャーを受けます。
トンボって適当に持っていたんですが、実は「正しい持ち方」があるみたいで、人差し指と親指でトンボの先端を軽く持ち、中指で棒を支えるように添える。あとは肩の力を抜き、手首のスナップを利用してクルッと回転させるようにトンボを動かすというもの。見ているととても簡単そうに見えるんですが、結構コツが要ります。

ガレットカフェHAZE(ヘイズ)@越前町水仙ランドで、福井県産そば粉のガレット体験ができる。

そば粉に水、塩、オリーブオイルなどを加えて冷蔵庫で1晩~2晩寝かせた生地を撹拌して滑らかにさせたものがこちら↓

ガレットカフェHAZE(ヘイズ)@越前町水仙ランドで、福井県産そば粉のガレット体験ができる。

熱々に熱せられた専用のガレットパンにお玉に1杯弱の生地を流したら、さっきのレクチャー通りに素早く広げる・・・が、そば粉の粘性とガレットパンに焼きつく時に指に感じる抵抗が想像以上に強く、上手い具合に広がりません。でも、もたもたしていると一瞬にして生地に火が入って固まっていく。薄くなってしまったところはパリッと感が出て、厚くなってしまったところはモチモチ感が出ますが、ムラ無く均等に広げることがこれほど難しいとは思いませんでした。

熱々の鉄板に生地を流してしまったら終わりなので、この一瞬に如何に仕事ができるかがガレットの難しさであり、おもしろさでもありますね。

ガレットカフェHAZE(ヘイズ)@越前町水仙ランドで、福井県産そば粉のガレット体験ができる。
生地が広がったら生卵を落としてチーズを降りかけます。
数分経って周りの薄いところから生地がフワッと浮いて卵にも火が通ってきたら、ガレットをたたむ準備に入ります。

ガレットカフェHAZE(ヘイズ)@越前町水仙ランドで、福井県産そば粉のガレット体験ができる。

たたむ順番はどこからでもいいそうですが、たたむ前にまずヘラで折り目を付けてそれに合わせてパタッと折り返すと美しい仕上がりになります。でも、深く折りこんでしまうといい感じに半熟になった黄身に触れてしまうので注意がいります。

慣れたらどうってことないんでしょうけど、ガレットを焼く5分ほどの間に工程がいくつもあって、手こずっているとどんどん焦げていくという緊張感の中で一度に何枚も焼きあげていくプロはすごいですね。

ガレットカフェHAZE(ヘイズ)@越前町水仙ランドで、福井県産そば粉のガレット体験ができる。

色々なガレットを食べ歩いていると、お店によってガレット生地の違いに気づきます。
ヘイズさんのように細かい気泡が全体を覆い尽くしているタイプがあれば、大きな気泡がポツポツと入っているタイプもあります。
気泡の大小は生地に含まれる油分と焼く際に用いる油分の使い方で変わるそうで、分かりやすく言うと生地に油分を多く使えばパリッとした食感が出やすく、油の効果で気泡も大きく現れる。使用量を減らせば気泡は小さく細かくなりサクッともちっとした食感が出やすくなる。

それから生地自体の色味は、そば粉の挽き方+寝かしによる発色で変化します。ソバの実の中心部分(1番粉)が多く含まれていれば白っぽいガレットに。逆にそばの皮ごと3番粉まで全部挽きぐるみにした全粒粉(全層粉)であれば黒っぽくなるわけです。

ガレットカフェHAZE(ヘイズ)@越前町水仙ランドで、福井県産そば粉のガレット体験ができる。

焼きあがったガレットにフランス産のハム、パセリ、粗塩でアクセント。
どうですか?僕のガレット。素材全てが僕の不手際をカバーしてくれています(笑)

ガレットカフェHAZE(ヘイズ)@越前町水仙ランドで、福井県産そば粉のガレット体験ができる。

今回、体験したガレットは、「ガレットコンプレット」といって、ガレット生地にハム、チーズ、卵をトッピングした定番メニューで、蕎麦で言うところをせいろ蕎麦みたいな感じです。ガレット専門店はもちろん、カフェメニューとしてもよく見かけるようになってきました。このコンプレットはシンプルなガレットであるが故に、素材選びで全く別物に変身するんだと今回初めて知りました。

というのは、ヘイズさんではそば粉は福井県産ですが、チーズやハムなどはフランス産のものを使用しているそうです。このハムも一見、普通に見えるかもしれませんが日本のハムとは全然違って、まずハム自体の香りがすごくいいことと脂身の少ないホロッとした肉肉しい食感と噛むほどに出てくる旨みがガレットに強いインパクトを与えています。

コンプレットってどこで食べてもほぼ一緒だと思い込んでいたので、都会のガレットリアに行くとつい料理系のガレットを食べてしまっていたのですが、料理系ガレットこそどこでも食べられるのかもしれません。ガレットの基本であるコンプレットを今度から攻めてみようと思いました。

ガレットカフェHAZE(ヘイズ)さんのガレット教室は不定期で開催されます。
HAZE(Facebookページ)にてご確認ください。

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天気:晴れ
石臼工場内室温:12℃
石臼工場内湿度:46%

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