北陸新幹線延伸でにぎわう敦賀駅から徒歩3分ほどのところに、一際目立つお店が地魚料理まるさん屋さんです。1階は敦賀湾で上がる海の幸や加工品をお手頃価格で手に入れることができ、向かって右手の暖簾がかかっているところから入っていく2階は地魚料理が味わえるレストランになっています。週末ともなれば、県内外からたくさんのお客さんで賑わっている人気のお店です。
お店についたのが14時を過ぎていて入り口は閑散としていたので、ゆっくり食事ができそうだ・・なんて思っていたらびっくり!ほぼ満席でした。敦賀は関西方面からのアクセスがとてもいいので、ほとんどが関西からの観光客。みなさんカニや焼き鯖、刺身など、想い想いの海の幸を楽しんでいるようでした。
僕はここに来たら「喜辛(きしん)そば」を食べる!って決めてるんですが、まるさん屋さんは魚介料理が中心で、そのメニューが本当に多いので目移りしてしまいます。無類の牡蠣好きには外せない岩牡蠣があったので、それは注文♪
▲岩牡蠣
大人の口でも3口分は余裕であるサイズ。貝柱がホタテくらい大きくて噛み応えがあって甘みがあってトロトロで・・・もうたまんない!お昼じゃなければお酒と一緒に味わいたい。牡蠣のあまりの美味しさに一人でうっとりしていると、お蕎麦がやってきました。
▲▼喜辛そば 700円(税別) ※写真は大盛り
喜辛(きしん)そばは、辛味大根のしぼり汁に好みで出汁の効いたかえし醤油をいれて食べるスタイル。かえし醤油は甘めで丸みがあるので、加える量を多くするほど大根の辛味がおさまります。僕は大根が勝っている方が好きなのでかえし醤油は控えめに。
福井県の山間部である奥越地方の大野市産玄そばを石臼で丸ごと挽きぐるみにした細打ち十割の田舎そばは、表面がつるつると滑らかで全粒粉にありがちなザラザラ感がありません。噛むほどに蕎麦の甘みが広がって、後から香ばしい香りが鼻から抜けていきます。
■喜辛そばの好きな食べ方
- まずは、蕎麦をそのまま食べて香りと味、そばの甘みを楽しむ
- かえし醤油を入れずに辛味大根100%の汁にちょっとつけて食べる
- 辛味大根のしぼり汁にかえし醤油を少量加えて食べる
- 好みの味になるよう、かえし醤油を足して味の変化を楽しむ
- 蕎麦を食べ終えたら、出汁にそば湯を入れてホッとするネギとかつお節が薬味として出てきますが、僕はこの喜辛そばには使わないので、箸休めとしてそのまま食べます。
ちなみにまるさん屋さんのお蕎麦は細くて長~いですw
他のお蕎麦屋さんと比べても1.5倍は長いと思います。なので、蕎麦を手繰って汁につけようとするときにちょっと苦労すると思いますが、「細く長く健康に!」という縁起を担ぐと思って美味しく食べましょう!
魚がメインのお店なので、敦賀湾の美味しい魚介類を思いっきり楽しんでくだい。そして食事の〆に「喜辛そば」はおすすめです。食べ終わると大根のさっぱりした辛さのおかげでお腹いっぱいでも胃がとてもスッキリしていると思います。年に最低1回は食べないと気が済まない喜辛(きしん)そば。
この美味しさをたくさんの人に体験してほしいなと勝手に思っています(笑)
ごちそうさまでした。[地魚料理まるさん屋]
住所:福井県敦賀市白銀町6-41 2F
電話:0770-22-4528
営業時間 11:00~23:30
定休日:不定休