そばに関する素朴な疑問
そば粉が何割入っていれば蕎麦ですか?
スーパーなどで販売されている生そばやそば乾麺(干しそば)の場合、そば粉の含有量が3割以上であればそば粉の配合割合を記載する必要がないとされており、今の基準では一割以下でもそば粉が入っていれば、そば粉以外の原材料(小麦粉や山芋粉など)が大半を占めていたとしても「生そば」や「干しそば」と称することができるので、そば粉の含有量の高い乾麺を選ぶ際には内容表示と価格を参考にしてください。
原材料表示は、原材料名を含有量の高い順に記載することとしているので、「そば粉」が一番先に記載されている商品は、そば粉の配合割合が五割以上であると考えられます。
また価格も高い方が原価率が高いと考えられますので、高額になるほど高品質であるという目印にもなります。
そば専門店の場合は特に規定がなく、二八そば(そば粉8割、小麦粉2割)が一般的ですが、地域によって九一そば(そば粉9割、小麦粉1割)や十割そば(そば粉100%)、外一そば(そば粉10割、小麦粉1割)などを出すお店がありますし、そば粉の割合が7割のところもあれば3割のところものもあります。 そば粉の含有量が5割以下の蕎麦は蕎麦じゃないという方もいらっしゃいますが、お店のスタイルや地域性、ターゲットによって日本全国にはいろいろな蕎麦があります。
早い安いがウリの立ち食いそばは、小麦粉7割、そば粉3割の「逆二八そば」の場合が多く、ちょっとお高い立ち食いそば店になるとそば粉の含有量が5割前後になっていたりします。その分、手軽でお財布にもやさしいですね。
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