そばに関する素朴な疑問
そばの実の取り方は?
ソバ(そば、蕎麦)の実を取るには、伝統的な手作業で行う方法と機械で行う方法があります。
以下は、基本的な手作業での蕎麦の実の取り方です。
■材料と道具
・収穫・乾燥したソバの束
・ざる(笊):蕎麦の実と夾雑物を分ける
・バケツまたは大きな容器:ソバの実を溜めておく
・風が吹く場所または扇風機:ソバの実に混じる茎や葉、泥、ゴミなどを風で吹き飛ばすため
■手順
1,収穫・乾燥したソバの束(蕎麦の実がついたままの状態)を用意します。
2,ざる(笊)を大きなバケツまたは容器の上に置きます。この笊の目は、小さすぎず、大きすぎず、蕎麦実が通り抜けないようになっている必要があります。
3,蕎麦の束を手に取り、実を取りたい部分を笊の上に置きます。
4,扇風機を使って、蕎麦実を笊から吹き飛ばす風を作ります。風の力によって、実と軸(茎)は分離し、実が笊の下に落ちます。このプロセスを「ふるい落とす」と呼びます。
5,実がバケツや容器に落ちるように設置し、実を収集します。この際、茎や異物を取り除きます。
6,収集した実は、サッと水洗いしてすぐに乾燥させます。蕎麦の実が完全に乾燥したら、保存容器に移し、密封して保管します。蕎麦の実を水洗いする際に長時間、水に浸っていたり、蕎麦の実の表面が湿っていると発芽して変質してしまうので、水洗いしたらすぐに乾燥させましょう。
この方法は伝統的な蕎麦の実の取り方であり、手間がかかりますが、風味豊かな蕎麦を手に入れることができます。電動唐箕(とうみ)など専用の機械を利用すれば、より効率的に蕎麦の実を取ることができます。